2010年7月5日月曜日

断水と停電


 途上国ではめずらしくない断水と停電。この一週間の生活で、早くもどちらも経験することができました。停電のときは街全体が本当に真っ暗になり、車のライトがあるだけでした。エナは私に蝋燭を持ってきてくれました。こういうときは、待つしかありません。何もできなくなるんだなぁ、と感じました。でも10分くらいの停電だったので助かりました。でも、電気がないって、本当に不便です。
 停電よりももっと困るのが断水。運よくこれも長い時間ではなかったので、生活には支障なく過ごすことができましたが、他の隊員はお風呂に入れなかった人もいました。シャワールームには断水に備えて、常にバケツに水を満たしています。同じニカラグアでも場所によっては一日中断水のところもあるようです。最近は毎朝起きたら、蛇口をひねり水が出るか、確認するようになりました。大洋州に派遣された隊員の中には、貯めていた雨水でお風呂を済ませた人もいるようです。水とともに生活していること、無駄遣いできないことを、嫌でも思い知らされました。

初!蚊帳



 ホームステイの家に来てまずしたことは自分の部屋に、特にベッドに蚊帳を張ることです。人生で初めて蚊帳を使うことになりました。ホームステイ先のエナおばあちゃんに手伝ってもらいながら取り付けました。同期隊員でも何人か取り付けたそうです。でも、エナは使ってません。
 蚊の対策のために取り付けましたが、蚊の数以上に、ここでは蠅の数も相当なもの。食事の時も、部屋にいる時も、常に蠅と共存です。窓を閉め切ると暑いのであける必要がありますが、網戸がないので外にいるのと変わらない状況になります。ここでは、網戸が付いている窓がとても少ないように感じます。食事のときは、手で払いながら食べたり、蝋燭を付けたり、布や紙でコップに蓋をしたり、・・・というような工夫をしています。そのうち、この蠅との共同生活にも慣れてくる・・・と思っています。

文房具屋さん


 ノートを買おうと思い、近くの文房具屋さんに行きました。小さな店構えですが、たくさんのものが置いてありました。「一番安いものをください」、と頼んだところお店の人がだしてくれたのは、15コルドバ(=約75円)のノート。日本と比べてすごく安い、というわけでもない気がしました。日本と違うのは、一枚一枚の紙の厚さ。日本よりも薄いな、と感じましたが、十分に書けるので何の問題もありません。
 最後に撮影許可をもらい、写真を撮らせてもらいました。この街の風景を写真におさめられるのも、この街が比較的安全だからです。もちろん、相手を見極める必要はありますが。

語学訓練



 首都から語学訓練のサンマルコス市に移って1週間が経ちました。比較的安全な街で、日中なら一人で歩けます。ホームステイには慣れてきましたが、やっぱり語学はなかなか大変です。家の近くには、大きな教会があり日曜日にはミサに行きます。
 道路には、首輪のない犬がいたるところに・・・。訓練所で狂犬病の予防接種も受けましたが、このためだったのでしょう。割とおとなしい犬が多いですが、昨日は学校からの帰り道で急に吠えられました。あ~、怖かった・・・。咬まれなくてよかったです・・・。やっぱり甘く見てはいけないな、と痛感しました。