2010年8月10日火曜日

16歳の6年生?!



 上の写真は3年生の子どもたち。下の写真は6年生の子どもたち。この学校は標準的に以下のような学年構成になっています。

  未就学児クラス →  5歳
  1年生     →  6歳
  2年生     →  7歳
  3年生     →  8歳
  4年生     →  9歳
  5年生     → 10歳
  6年生     → 11歳

 一応こうなってはいますが、同じクラスでも年齢はバラバラ。この国には留年制度があり、またいろんな事情で毎日きちんと登校できない子どもたちもいます。

 6年生のクラスで年齢を聞いたら、もちろん一番年下は11歳ですが、中には16歳という男の子も。日本だと考えられませんが、子どもたちにとっては何も不思議なことではなく、ごく自然に一緒に過ごしています。みんなとても良い笑顔をしていますよね。

 違う年齢の友だちとの関わりが少なくなってきた日本のことを考えると、ニカラグアのこの子どもたちの関係が、もしかすると今の日本には必要なのかもしれないな、と思いました。

手遊び名人


 同じく3年生の教室。中休みに女の子たちが手遊びをしていたので、いくつか紹介してもらいました。

 2人で向かい合って、歌いながら手を叩いて・・・。日本にも“アルプス一万尺”のような手遊びがありますね。あんな感じでいくつも紹介してくれました。その種類の多さや動作の多さにびっくり!

 「一番簡単なものを教えて」と頼んで、一緒にやってみましたが、子どもたちの速さに付いていけませんでした・・・。

しっかり並んで、町探検!



 私のカウンターパートの先生は2人いて、3年生と6年生の担任をしています。この日は、3年生のクラスにお邪魔しました。私がまだ学校近辺をよく知らないこともあり、カウンターパートの先生が私を気遣い、3年生3クラス合同で学校の周りをぐるっと歩きました。

 子どもたちを先導しているのは、教育実習生の先生です。すぐ隣が(最初の活動予定先だった)教員養成校で、そこからこの小学校に10人近くも実習生が来ています。

 「子どもたちが生活している地域を知ることができてよかったなぁ」と思っていたら隣で歩いていた女の子から、「私の家から学校まで1時間かかるよ」と言われて驚きました。子どもたちの通学範囲は、どうやら思っている以上に広いようです。それでも、この学校に毎日通って来ているんだから、健気だなぁ、と思います。

ゴミはゴミ箱へ



 月曜日と金曜日の1時間目の半分は、全校朝会です。そこではまずニカラグアの国家が歌われ、連絡事項の後に、先生方から生活指導や道徳のようなお話があります。
 
 この日は、校長先生から「ゴミはゴミ箱へ捨てましょう」という内容のお話がありました。子どもたちが立っている場所の近くには、ゴミが散乱していました。すぐには解決しそうにはありませんが、呼びかけ続ける必要はありますね。

チャイムは手動?!


 1時間目の始まりと中休みの後の授業の始まりに、チャイムが鳴らされます。チャイムと言っても日本のように「キーンコーンカーンコーン」ではなく、「ジリリリリリリ!」という音です。校長室前にあるスイッチを校長先生が押すと全校に響き渡り、ゆっくりと子どもたちが動き始めます。

活動開始!!


 サン・マルコスでの1ヵ月の語学訓練を終え、いよいよ任地の首都マナグアで活動が始まりました。初日は全校をあげてのすごい歓迎を受けました。たった一人の日本人の到着のためにその日は授業をカットし、歓迎会が終わり次第、子どもたちは下校していきました。ありがたいような、申し訳ないような…。

 小学校の敷地に入ると、すぐに大きな学校の看板が目に入ります。「ようこそ!公立ホセファ・トレド・デ・アゲリ第一小学校へ」と書かれています。この小学校には初めて協力隊が入ります。とにもかくにも、活動が始まりました。がんばります!!